水龍さんの新イベント「水龍さんの宵闇ミュージアム」はじまります。
夜のお寺を舞台にした美術館、令和元年11月9日(土)、10日(日)16時~21時まで 2日間限定で開催します<入場料1000円(18歳以下は無料)>
お寺の荘厳(飾りつけ)は金を使ったものが多く見受けられますが、電気のない時代、明かりは蝋燭などの小さな灯だけの為、暗闇の中でもより光を反射する金を多く用いています。光を煌々と照らすより、おぼろげな光と影のゆらぎは仏様をより美しく、深い、例えようのないお姿にして見せてくれます。
谷崎潤一郎の著書「陰翳(いんえい)礼賛(らいさん)」では、古来の日本が陰翳(物体が光を遮り出来る暗い領域)を認めて、それを利用することで日本独自の芸術が発展したと主張しています。日本の建築、絵画、器、料理、衣服、化粧。芸能では能・舞・歌舞伎、文化事では茶道など陰翳を意識して発展してきたものです。
この度の企画は、遥か昔から和を紡いできたお寺を夜に参拝することで、古来からの日本の美、陰翳礼賛の文化に気付いてもらうことを目的としています。展示品が陰翳を通じて日本の美がどのようなものか知ってもらうこと、同時に現代の作品を古来の舞台に飾ることで、新たな美の目覚めになることを楽しみに「水龍さんの宵闇ミュージアム」を開きます。
皆様のご来寺をお待ちしております、楽しくご参拝くださいませ。合掌
Facebook「水龍さん@槻岡寺 南魚沼市」ページにて随時、出展作家さんの紹介やミュージアム情報を載せていきます。よかったらご観覧くださいますように。
コメントを残す